分割と分筆の違い
土地の分割とは
登記簿上の変更をせずに、建築基準法を満たす机上の土地の線引きを「分割」といいます。
分割したそれぞれの土地が建築基準法に適合していれば、新築建物が建築可能になります。
この場合、適法であるか
・既存の建物と新築の建物の敷地がそれぞれ巾4m以上の道路に2m以上接道しているか。
・建ぺい率や容積率といった建築上の法規にそれぞれの建物が適合しているか。
の確認が必要です。
土地の分筆とは
登記簿上2つの土地に分けることをいいます。上記の土地の分割とは異なり、分けられた2つの土地が登記上別々の土地になります。その為抵当権設定に関しても新築する土地に対してだけのものになります。
分割と分筆の違いのまとめ
簡単にご説明させていただきますと、土地を分けたものを登記簿上の変更をするかしないかです。分割はあくまで机上の土地の線引きですので、登記上では土地全体を示すことになります。したがって、抵当権も土地全体になるので、ローンを組む際に影響がでてきますので注意が必要です。抵当権やローンを組んだり、後々発生してくる手続き等を考慮しますと、分筆をしておいた方が無難です。
分割か分筆か、ご自身で判断しずらい場合は、エフ&パートナーズグループの土地家屋調査士に是非お気軽にご相談ください。専門家が丁寧に対応させていただきます。